AnkoKuromoriのブログ

日記とか感想とかかく。

出生はディズニーランドへ連れてくることなのかという話

昨日更新してない!!!!!!!!!

まあいいやこんにちは。

 

先日見かけたとあるツイートについて。(確認のため見に行ったら一部はもう消えてました。)

 

「出生とはサプライズでディズニーランドへ連れてくるようなものなので人権侵害ではない」

「生まれてくるということは行きたがっていたディズニーランドへの招待状をもらうようなもので、そもそも生まれたくない人は母親の胎内に宿らない」

 

というもの。

いろんな方がこのツイートに反論をしていましたが、どこが批判されたかをわたしなりにまとめてみます。

 

・未だ差別や不幸がある世界をディズニーランドだと思い込んでいること。

・ディズニーランドへ連れて行けば誰もが喜ぶであろうと信じていること。

・サプライズという名の押し付けであること。

・子供は生まれる環境や親を選べず、虐待や病気、紛争で苦しみ死んでしまうことがあるが、そういった子たちにも「ディズニーランドへ招待した」と言えるのか。

・この言い分ならば子を望めない人、流産した人の子は「生まれて来たくなかった」ということになること、そして望まない妊娠をした人や中絶をした人に対して「あなたの子は生まれたがっている/いたんですよ」と当事者に言えるのか。

・そもそも他人を指して「あなたは生まれたがっていたんです」と言うのは傲慢ではないか。

 

まだあると思うんだけどなかなか言語化が難しいや。

 

とりあえずこれについて言えるのはド直球な出生賛美だし、いろいろな境遇の子供がいる中で全てを一緒にして「あなたは生まれて来たかったから生まれて来たんだよ」というのはとても危険ということ。

「子供は親を選んで生まれてくる」とか「生んであげたんだから感謝しろ」とか似たような雰囲気を感じるのね。

ちなみに子供は親を選んで生まれてくるって検索すると地獄のような世界が広がっています。「毒親のもとに生まれたのは神様からの試練である」とかね。

結局そういう言説って全部「子供がお空()で決断したことなんだから子供の自己責任」って話になっちゃうから危ないんだよね。

そりゃ人にとって幸せの形はそれぞれあると思うけど、親から愛されて生きたいとか健康な体で生きたいとかは全員が共通して持っている願望だと思うのよ。

だけど不幸にもそうはならなかった子供に対して「あなたが選んだこと」と言うのはあまりにも酷だと思ってしまうな。

 

以上を踏まえて反出生主義は新しく命を生む前にこういったことについて考えてみませんか、とかなんで養子ではいけないんですか、とか言ってるんだけど伝わるかな。

正直ここが分かってもらえない人とは一生分かり合えない気がするけど。

 

あんまり筆がのらないから今日はこのへんで。

しいたけチップスおいしかった